生まれて初めて確定申告ってのをした。お金が返ってくるなら、うれしいよね。どうかな?
申告書類はもう一ヵ月以上前に、たまたま税務署の近くを通った時にもらってたんだけど、その日は少し読んで眠くなっちゃったのでそのままにしておいた。TVのCFでも、街を走るバスの車体にも、確定申告を呼びかけていたのに、なんとなくやらなかった。そして、あっという間に3月の13日になっていた。妻に「月曜日は込むから今日行っておいた方がいいよ」と云われ、朝書類を読んでみて、すぐに眠くなっちゃった。う~ん・・・まずい。
夏に辞めた会社が送ってきた源泉徴収票と、保険会社からの生命保険と地震保険の控除証明書、そして社会保険庁からの国民年金の控除証明書をかき集めた。それから自宅家屋の年末残高等証明書も見つけた。下手に間違えて記入すると書き直しが面倒だし、間違えだらけで申告書類が使いものにならなくなったらまずいので、週末の金曜日、午前10時頃に自転車で約10分の税務署に向かった。
税務署の廊下には、ネット申告するヒトの列と相談者の二列が、部屋から伸びていた。廊下から観える部屋の中はまるで人気の立ち呑み屋のように混んでいた。ちょうどJRの緑の窓口のように立って記入するスタイルの机がいくつも並んでいて、それぞれの机が投票会場のように6人づつに仕切られて、たくさんのヒトが立っていた。机が九つだから室内にはざっと54名の相談者がいる。まるで満員電車だ。
十分ほど待って相談会場に入れた。「わからないことがあったら係の者に声をかけてください。青と黄色のジャケットを着ている者が相談員です。」と教えてくれるが、係のヒトどう見ても10人にひとりもいない。しかもすでにほかの客に捕まっている様子。通りがけに声掛けても、他の人用の書類を持って来た様子で、「少しお待ちください」と云われるだけ。
しばらくして向いの客が相談員を見つけて相談を始めた。そこでびっくり。客「書類は持ってきました」、税務署員「ハイ、見せてください・・・(この間30秒ほど)・・・年末調整されていますね?」、客「はい、会社でしたと思います」、税「では、何しにいらっしゃったんですか?」、客「えっ?何もしなくていいんですか?」、税「いえ、収入は会社の給料でだけですよね?(客、うなづく)でしたら、もう済んでますよ」、客「あ、そうですか。」、税「何か申告する収入とかがありましたら確定申告は必要ですが」・・・年末調整してるのに来ちゃったらしい。ご苦労なことだ。
その相談員を捕まえて何をどこに記入したらいいか聞いてみた。まず確定申告書Aの第二表に、所得額と各種控除額を記入せよ、それから第一表に移れと指示。なるほどなるほど・・・ここで、住宅控除には、年末残高等証明書以外に、住宅取得時に税務署から発行された「住宅借入金等特別控除申告書」が必要なことがわかった。「その書類がないとダメですか?」と聞けば「なくても別の書類を提出すればいいが、まずあなたが住宅を取得したことを確認することから始めることになります」とのことだ、う~ん、税務署にとっても面倒らしいし、今更取得時のお金の出し入れ具合を探られるのも面白くない。じゃぁ、一旦自宅に帰って書類を探してみよう。それに、ここじゃ落ち着いて記入できないぞ。
そんなこんなで金曜日は自宅に引き返したのだった。この間約20分、行列は建物の外まで延び出していた。確定申告書の提出は、残る月曜日のみとなった。
それから二日後、日曜日の23時になってようやく記入する気になって、書き出すといろいろと足りないところも出てきた。12月に3日いたアルバイトも申告しなきゃなと思い、アルバイト先が送ってきた書類もつけた。そんなことしてるうちに深夜2時近くになり、風呂に入って寝た。
翌朝、やはり10時頃税務署に着くと、なんと税務署敷地内に臨時で作られているプレハブの提出所から長い列が。蛇行しながら100mはあるのでは?う~ん、これはすごい。ボクは昨夜作った書類をチェックしてもらうために署内の相談の列へ。前回よりも列は長いが外にはみだすほどじゃない。20分ほど並んで室内へ。さっそく相談員を探して確認してもらう。
税務署員「全て記入したのですか?」、ボク「はい、書類があるものは全て」、税「ではこれを提出してください」、ボク「書類がたくさんあるのですが、糊でどう貼ればいいんですか?」・・・この質問に税務署員はおもむろに書類を重ねてホッチキスで提出書Aにバチりと。なるほど~。ボク「ありがとうございました」 ものの5分くらいで退室。しかし外には提出の長い列が建物を取り巻いてる。雨じゃなくてよかったね、と思いながら、列に並ばず自転車置き場へ。この列じゃきっと30分以上、いや1時間は待たされるだろう。午後ならもう少し短くなるんじゃないかな?と踏んだのだった。
ボクは近所のコンビニに行き書類をコピー。だって本物を提出して、その後音沙汰なしで還付金が無かった時に確認できないよね。社会保険事務所と違って税務署はきっちりしてるだろうから大丈夫だろうけど、お役所仕事は信用ならないからなぁ。
そんなこんなで、結局15時ころに再び税務署へ。やっぱり列は半減してて、約10分くらいの行列で提出。受取り場所のプレハブの中には、係のおじさんたちは5人くらいで受け取っていた。ほとんど何も確認していないような感じで流れ作業で受け取ってる。
「審査に二か月くらいかかると思いますので」・・・らしい。いやいや、あの大々行列じゃ、もっとかかるんじゃないの?と心配になったり。ちゃんと観てもらえばいいので、ゆっくり正確にやってください。
こんな感じで生まれて初めての確定申告書の提出が終わったのだった。ふぅ~